歯ブラシ の交換時期について
更新日時:2016/06/01
カテゴリ:ブログ
こんにちは。
JR吹田駅東改札北出口すぐの歯医者
 ゆうき歯科 です。
今日は歯ブラシの交換時期についてお話しします。




歯ブラシの交換目安はどのくらい? 最適な交換時期について。


歯ブラシ歯を清潔に美しく保つために欠かせない歯磨き。
でも歯ブラシの交換時期に悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか?
「まだ使える」と思っていても交換時期が過ぎているかもしれませんよ。
「歯ブラシの交換時期が分からない」という方や毎日歯磨きを欠かさないのになぜか虫歯になりやすかったり歯の汚れが落ちにくいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。



1. 歯ブラシの交換時期の目安とは?

歯ブラシの寿命は1か月?

皆さんは毎日何回歯磨きをしますか?
「朝だけ」「夜だけ」という方もいるかも知れませんが、「毎食後磨く」という人が一番多いのではないでしょうか。
毎食後、1日3回歯磨きをした場合、歯ブラシの寿命は約1か月と言われています。
思ったより短いという方もいるかも知れませんね。
でも歯ブラシの値段は1本200円前後です。
毎日何回も使って1か月も持つのならばむしろ長持ちと言えるのではないでしょうか?
「2~3か月は使っていた」という方はこれから1か月ごとに交換してみましょう。
汚れの取れ具合が違いますよ。

毛先が広がったときが寿命

たとえ1か月未満でも、歯ブラシは毛先が広がったら寿命といわれています。毛先は歯ブラシの命。
すぼまった毛先だからこそ歯の汚れや歯垢を書き落とすことができるのですね。
毛先が広がれば、弾力性も汚れをかきだす能力も落ちます。
つまり、毛先が広がった歯ブラシでいくら丁寧にブラッシングをしても歯はきれいになりません。
あまり早く歯ブラシの毛先が広がってしまうという場合は、力を入れてブラッシングし過ぎているという場合があります。
適度な力でソフトにブラッシングするよう心がけてみましょう。

歯ブラシは汚れていく

歯ブラシをこまめに変えたほうが良いもうひとつの理由は清潔さを保つためです。
口の中というのは思っている以上に汚れています。
そして、歯ブラシはその汚れをキレイにするための道具です。
皆さんは使い終わった歯ブラシをどうやって保管していますか?
恐らく流水で洗い流して歯ブラシスタンドに立てるという方が多いでしょう。
でもそれでは歯ブラシの雑菌をすべて洗い流すことは不可能です。
つまり時間がたつほど歯ブラシの中には雑菌が増えていくのです。
空気中にだって色々な菌がいますから神経質になりすぎることはありませんが、あまり長い間同じ歯ブラシを使い続けると健康に影響が出てくる恐れもあります。

2. 同じ歯ブラシを長い間使い続けることの弊害とは?

では、同じ歯ブラシを何か月も使い続けていた場合、歯や口の中にどのような悪影響があるのでしょうか?
この項ではそれをご紹介しましょう。

虫歯や歯周病になりやすくなる

毛先の広がった歯ブラシでは、汚れを十分に落としきることができません。
その結果虫歯や歯周病になりやすくなるのです。
「丁寧にブラッシングしているのになぜか虫歯や歯周病になってしまった」という方は一度ご自分の歯ブラシを見直してみてください。
毛先が広がったものを使い続けてはいませんか?

歯ぐきや歯を傷める

毛先が広がった歯ブラシというのは弾力性が失われています。
そんなものを歯ぐきや歯にこすりつけていれば痛んでしまうでしょう。
「歯ぐきが腫れてもいないのに歯磨きのあとに良く出血する」「虫歯でもないのに熱いものや冷たいものが歯にしみる」という場合は、古い歯ブラシを使っているせいで歯や歯茎が痛んでいるかもしれません。

歯ブラシが雑菌の温床に?

「口の中は皆様が思っている以上に汚れている」と前述しましたが、古い歯ブラシほど雑菌が繁殖しやすくなります。
口の中をきれいにする道具ですからできるだけきれいなものを使いたいですよね。
また、食べかすが完全に落ち切れていない歯ブラシを使い続けていれば口臭の原因になる可能性もあるのです。

3. 自分に合った歯ブラシを選ぼう

さて、ここまでを読んでいただければ古い歯ブラシを使うリスクをお分かりいただけたと思います。
歯ブラシは定期的な交換はもちろんのこと、自分の歯や口の状態にあったものでなくてはなりません。
そこでこの項では自分にぴったりの歯ブラシの選び方をご紹介しましょう。

硬さの選び方

歯ブラシは『ふつう』『柔らかめ』『かため』の3種類がありますね。
普通の歯の状態の方は『ふつう』が最も適しています。
『柔らかめ』を選んだほうが良いのは、歯周病などで歯ぐきから出血しやすい方。
当院では『かため』はおすすめしておりません。『かため』では歯ぐき、歯を痛めてしまうことがあるからです。


対象年齢にも気をつけて

お子様用の歯ブラシは、対象年齢が書かれていることが多いです。
それを目安にして選んであげてください。
大きすぎる歯ブラシや逆に小さすぎる歯ブラシは歯を上手に磨けずに虫歯の原因となってしまうのです。
また、歯が入試から永久歯に生え変わるときは特に虫歯になりやすく、専門の歯ブラシあります。
「乳歯に虫歯ができてしまった」というお子様は特に気を付けて歯ブラシを選んであげてください。

4. 歯科医にブラッシングの指導を受けよう

「丁寧に歯磨きをしているのに良く虫歯になる」という人は歯磨きの方法が間違っているかもしれません。
また、自分に合った歯ブラシを使えていないかもしれませんね。
そのような場合は、一度歯医者にブラッシングの指導をしてもらいましょう。
「歯医者が好き」という方は少ないと思いますが、健康な歯を保つためには虫歯がなくても年に一回程度は検診に行ったほうが良いのです。
また、どんなに丁寧に歯磨きをしていても歯石が溜まってしまうこともありますので、これも年に一度程度の頻度で除去してもらいましょう。
自分に合った歯ブラシがわからないという場合は、歯医者に質問してみましょう。

まとめると
•歯ブラシの寿命は約1か月である
•毛先が開いたら寿命
•古い歯ブラシをいつまでも使っていると虫歯になったり歯を傷めたりしやすい
•自分に合った歯ブラシを使おう

ということです。
歯ブラシは安価なものですから、できればまとめ買いをしておいて毛先が広がってきたらすぐに変えられるようにしておきましょう。
また、「歯ブラシが痛むのがあまりにも早い」という場合は歯磨きの仕方に問題があるのかもしれません。
一度歯を磨く姿を歯科医にみてもらって矯正してもらいましょう。
ちょっと面倒くさいですが、虫歯になったり、部分入れ歯になったりするよりはずっと良いですよね。
いつまでも自分の歯で食事を楽しむためには日々のお手入れが大事。
その道具である歯ブラシをいつも清潔で歯を正しく磨けるものにしておくことが大切なのです