親知らず 抜歯の難易度について
更新日時:2018/01/24
カテゴリ:ブログ
こんにちは。
JR吹田駅 歯医者 ゆうき歯科です。
今回は 親知らず 抜歯の難易度 についてです。
親知らずの抜歯の難易度について
親知らずは前から数えて8番目の歯で10代後半から生えてくる歯です。

痛みが出てきていたり、他の歯がむし歯、歯周病のリスクが高まるような場合は抜歯の対象になります。
親知らず抜歯といっても、その難易度は個々のケースによって差があります。

上の親知らずと下の親知らずどっちが抜くのが大変?

上顎の親知らずの抜歯の方が圧倒的に容易な場合が多いです。10秒程で抜けることもあります。下顎と比較して上顎の親知らずが簡単な理由は親知らずが埋まっている周囲の骨が軟らかいことがあります。上顎の親知らずは歯冠部は完全にでていることが多いのに対して、下顎の親知らずは横に倒れたままで歯冠が一部しか出てきていないことが多い為、難易度が上がります。

骨の柔らかさが難易度に影響するということに先ほど触れましたが、骨の柔らかさという点では、若い方の方が骨が柔らかく抜歯が簡単な傾向があります。また術後の回復力も若い方の方が早い為、痛みが長引かない傾向にあります。

どれくらい骨に埋まっているか?
下顎の親知らずの抜歯の難易度は、どれくらい親知らずが骨に埋まっているかによって決まります。横になっている親知らずのレントゲンを見るとなんだか難しそうに感じてしまいますが、横だろうが縦だろうが、骨に埋まっている量が問題です。横になっていても、あまり骨に埋まっていなければ容易に抜歯できるケースが多いです。

埋まっている量が多くなる程、周囲の骨を取り除く量が多くなります。深く埋まっているものだから骨を取り除いた後でも、歯が存在する位置が深いところにあるため、親知らずを目視するのが難しい。単純に見づらい、器具が入りにくいので抜歯が困難になる場合が多いです。

根っこの本数は何本?
親知らずの抜歯は芋掘りに似ているところがあると書きましたが、その芋の形が複雑な形をしているとこれまた抜くのが難しくなります。親知らずの根っこの本数はひとそれぞれ異なります。

基本的に1〜2本の根を持ってあり、場合によっては3本の根っこをもっていることもあります。また根っこの形が大きく曲がったりしていることもあり、1本の根であっても簡単にはいかないこともあります。あまりに大きく曲がっている時などは先端が折れて残ってしまうことがありますが、感染源になることは無いので、無理に掘り返すことはしないで、そのままにしておくことが大半です。根っこが2本などに分かれている時などは、歯を3分割して抜く必要があり、難易度が上がります。