歯 凍みる
更新日時:2019/03/19
カテゴリ:ブログ
吹田市 歯医者 ゆうき歯科です。
吹田市の皆様の中には歯が凍みるとのことで吹田の歯医者を受診される方も多くいられることでしょう。


知覚過敏症とは


知覚過敏とは、正確には”象牙質知覚過敏”と呼ばれます。
歯の外側は硬いエナメル質で覆われています。しかし、歯の根(歯根)の部分はエナメル質がなく、象牙質という軟らかい組織です。また、この象牙質には象牙細管と呼ばれるたくさんの細い管があります。
この、象牙細管への刺激が歯の神経まで伝わり、しみていることが多いのです。

『知覚過敏症を引き起こす刺激』
1)冷刺激 冷たい風や飲食物の刺激
2)擦過痛 歯磨き時の歯ブラシの刺激 
3)咬合痛 歯がぶつかる時の刺激 咬耗症の時に感じる
4)チョコレートなどの甘味の刺激
知覚過敏症の原因
  ①不適切なブラッシング(硬い歯ブラシの使用、磨きすぎ、荒い歯磨き粉の使用など)
  ②酸性の食品(ジュース、柑橘類、酢など)の常食
  ③歯軋りによる楔状欠損
  ④歯周病による歯根の露出
  ⑤悪い歯並びによる歯根の露出 等


★しみなくするためには?(治療法)★
1.丁寧なブラッシング
歯垢(プラーク)が歯根面に付着していると、しみることが多いです。力強く磨いても逆効果となりますので注意が必要です。
歯ブラシの選択や、補助的な清掃用具も重要です。是非一度かかりつけの先生にご相談されてください。
2.知覚過敏専用歯磨剤を使用
専用歯磨剤には、象牙細管をふさいで、刺激が伝わりにくくする成分が含まれていますので、軽度の場合には数週間使用するだけで改善することも多いです。また、フッ素を塗布することにより、改善する場合もあります。
3.歯根の表面をコーティングする
象牙細管に対して作用するのですが、専用のコーティング剤を数回塗布することによって、症状の改善を促します。
その他にレーザー照射や高周波照射という方法もあります。
4.歯根のくびれを埋める
上記までの方法で、症状が改善しない場合や、歯根が削れてくぼんでいる場合などは、歯と同じ色の材料で、しみる部分を埋めます。それにより刺激を遮断します。
5.歯の神経をとる
以上のいずれの方法でも改善しない場合には、最後の手段で歯の神経をとって、しみなくします。これで、しみることはなくなります。

いずれにしても歯が凍みる症状がある場合はなるべく早めに吹田駅周辺の歯科を受診しましょう。