粘液嚢胞 摘出について
更新日時:2022/03/08
カテゴリ:ブログ
吹田の歯医者の ゆうき歯科です。


 唇にできものができたので診て欲しいとのお問合せをよくいただきありがとうございます。
状態を実際に拝見しないと細かいことは言えませんが 粘液嚢胞である場合が多いことでしょう。
当院のブログを読んでいただきご自身で粘液嚢胞だと思われている方に多々ご来院いただいております。

■粘液嚢胞って?

唇の中にある小唾液腺という唾を作る組織が腫れる病気です。

水ぶくれの様な物ができる。

触れると唇の中にコロコロした球状のできものがある。

痛みやしびれが無い。

などの特徴があります.多くは2から3週間程度で潰れて治ってしまいますが,再発を繰り返す物もあります.

治療方法

潰れて治ることもあるので,まずは経過観察をします.

2〜3週間たっても治らない物、再発を繰り返すもの、周囲が硬くなってしまったものは摘出をします。
粘液嚢胞は以前はメスにより外科的に切除が主な治療法でした。
当院ではレーザーによる外科手術も積極的に行っています。(患者さんの状態、嚢胞の再発の頻度等による)
メスを使うと切った個所を縫合しなくてはなりません。
細かい血管なども切るので、術後に内出血などを起こしてしまう場合があります。

レーザーで手術を行えば、出血がほとんどなく手術も行いやすい。


ただ、再発の恐れもあります。 再発を繰り返す場合は再度外科的切除をお勧めしています。

いろんな治療法を提案させていただき、患者さんにとっての最善を考えながら真摯に治療に取り組んでいきます。


粘液嚢胞の摘出について
初診で来られた方でその日に今すぐ粘液嚢胞を摘出したいというご希望の患者様へ
⇨原則初診の方でいきなり当日に摘出することはありません。摘出について起こりうることを説明して同意をいただいた上での摘出となります。まれにあるのが明日から引っ越すので今日粘液嚢胞を摘出したいとのご希望の方がいらっしゃりますが、大変申し訳ございませんがそういったケースでは摘出をお断りしております。術後の経過観察をしていく必要がありますので摘出してさようならということはできませんので何卒ご理解の程をよろしくお願いします。