粘液嚢胞でお困りではありませんか?
更新日時:2025/07/04
カテゴリ:ブログ
吹田の歯医者のゆうき歯科です。


唇に出来物❔粘液嚢胞とは?

唇をよく噛む癖がある方でもそうでない方でも唇に出来物ができて驚かれ歯医者を受診することもあることでしょう。

■粘液嚢胞

唇の中にある小唾液腺という唾を作る組織が腫れる病気です。子供に多いですが大人にもできます。

水ぶくれの様な物ができる。

触れると唇の中にコロコロした球状のできものがある。

基本的には痛みやしびれは無いですが大きくなると頻繁に噛むようになり噛む度に痛むことがあります。
1ヶ月程度で潰れて治ってしまうことが多いですが,再発を繰り返す場合もあります.


治療方法

潰れて治ることもあるので,できて間が無い場合は経過観察をします.

1か月たっても治らない物、再発を繰り返すもの、大きくなり審美的に気になったり、周囲が硬くなってしまったものは摘出をします。

粘液嚢胞は以前はメスにより外科的に切除が主な治療法でした。
当院ではレーザーによる外科手術を積極的に行っています。(患者さんの状態、嚢胞の再発の頻度等による)
メスを使うと切った個所を縫合しなくてはなりません。
細かい血管なども切るので、術後に内出血などを起こしてしまう場合があります。

レーザーで手術を行えば、出血がほとんどなく手術も行いやすい。

また術後の出血も少なく傷口を縫合する必要もないので、後日に抜糸に来てもらわなくてもいいのです。※レーザーによる摘出術であっても出血が多い場合は念のため縫合することがございます。当院で縫合する割合ですが10症例のうち1ケースあるかないかの頻度で縫合しております。

当院での統計ではレーザーであってもメスであっても再発率の差を極端には感じません。従いまして当院では患者様の負担が少ないレーザーで摘出可能か検討します。

いろんな治療法を提案させていただき、最善を考えながら真摯に治療に取り組んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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