抜歯後のドライソケットについて
更新日時:2025/11/10
カテゴリ:ブログ
早朝診療可のゆうき歯科吹田院です。
抜歯後に起こる可能性がある「ドライソケット」について

ドライソケットとは?
ドライソケットとは、抜歯後に生じる合併症の一つです。抜歯後は抜いた穴(抜歯窩)は血の塊で覆われ、これが新しい骨と歯茎ができる助けとなります。何らかの理由で血の塊が取れてしまったりして骨が露出し、痛みを引き起こすことがあり、その場合にドライソケットとなることがあります。

ドライソケットの原因
ドライソケットの原因としては、以下のようなものが考えられます:

不適切な口腔ケア:抜歯後に強く何度もうがいをすると、血餅が取り除かれることがあります。
感染:抜歯窩が細菌感染しドライソケットを引き起こすことがあります。

ドライソケットの症状
ドライソケットの主な症状は、

激しい痛み:抜歯後順調に痛みや腫れといった不快な症状が軽減していったにも関わらず抜歯後7日前後に突然激しい痛みが現れます。また痛みとともに口臭が強くなることがあります。

ドライソケットの予防と対策
ドライソケットを予防するためには、歯科医師の指示に従い、適切な口腔ケアを行いましょう。特にうがいは優しく行い、歯ブラシも慎重に行うように注意が必要です。必要に応じて歯科医院で処方される抗生物質や鎮痛剤を適切に服用し、感染予防しましょう。また症状が落ち着くまでは定期的に歯科医院を訪れ、経過観察することがとても重要です。


ドライソケットが発生した場合の治療

洗浄:抜歯の洗浄を行います。
薬の塗布:鎮痛剤や抗生物質を含む薬を患部に塗布し、痛みと感染を抑えます。
経過観察:症状が治まるまで歯科医師による経過観察を行います。