歯医者で撮影するレントゲンについて
更新日時:2025/09/26
カテゴリ:ブログ
ゆうき歯科吹田院です。
歯医者で撮影するレントゲンについて
歯医者でのレントゲンは、肉眼では確認できない歯や歯茎、顎の骨の状態を詳細に把握するために必要不可欠な検査です。当歯科医院では放射線被ばく量が極めて少ないデジタルレントゲンが装備されており安全性も高くなっていますのでご安心ください。

レントゲン撮影の目的
初期虫歯の診査診断: 歯と歯の間など、目視では見つけにくい虫歯を早期に発見できます。
歯周病の進行度の確認: 歯周病によって溶かされた骨の状態(骨吸収具合)を確認できます。
埋伏歯(親知らずなど)の位置の確認: 親知らずがどのように生えているかなどを判断します。
歯の根や顎の骨の病変の発見: 歯の根の先の炎症や膿、顎の骨にできた腫瘍や嚢胞などの診査診断の一助となります。
過去の歯科治療の状態の確認: 詰め物や被せ物の下で再発した虫歯、根管治療の状態などをチェックします。
矯正治療やインプラント治療の計画: 治療を始める前に、歯や骨の全体的な構造を把握します。

歯科レントゲンの種類
デンタル(口内法):特定の歯の周辺(根の先まで)を詳細に撮影するもので、数枚〜十数枚撮影します。
パノラマ(口外法):顎の骨全体、すべての歯、顎関節などを1枚の写真に収めます。
セファロ(頭部X線規格写真):矯正治療などで、歯や顎の骨のバランスを評価するために用います。
歯科用CT:顎の骨を3次元で立体的に撮影します。インプラント治療や難症例の抜歯などに使われます。

放射線被ばくの安全性
歯科用レントゲンによる放射線被ばく量は、医療用レントゲンの中でも非常に少なく抑えられています。
自然界からの放射線: 1年間で約1.5ミリシーベルト〜2.4ミリシーベルトの自然放射線を浴びています。
歯科パノラマレントゲン: 約0.01〜0.1ミリシーベルトで、自然放射線の1/40〜1/100程度です。
防護エプロンの使用: 体への影響が少ないため、防護エプロンは必須ではありません。
妊婦の方への対応
妊娠中の方でも、歯科用レントゲンによる影響は極めて低いとされています。しかし、念のため撮影を避けるケースも多いため、必ず事前に歯科医師に妊娠中であることをお伝えいただけますようお願い申し上げます。

レントゲン撮影の頻度
撮影頻度は、個人の口腔内の状態や年齢、治療内容によって異なります。一般的には、定期健診で2~3年に1回程度ですがその方の状態や虫歯や歯周病の進行具合に合わせて、より頻繁に撮影することもあります。